八重山上布 海晒し
沖縄県石垣島。ここで織られている八重山上布という織物があります。
島で採れる麻から繊維を取り出し、糸をつくるところから作業は始まります。
次に糸を染め、機織りへと進みます。
その後に続く工程は、「海晒し」。
石垣島の珊瑚礁の海に含まれているカルシウムを利用して色止めを行うのです。
「色止め」とは、染料で染めた色が落ちないようにすること。
その色止めのためには条件があります。
水深は50cm、海晒しておく時間は5時間ほど。
そしてそれは、干満の差が少ない小潮の快晴の日でなくてはならないのです。
条件がそろわなければ、翌月まで延期される大切な工程です。
新潟県でつくられている越後上布には、雪晒しという作業があります。
雪晒しは、雪が解けるときに発生するオゾンの力で布を漂泊するために行われます。
どちらからも、先人たちの知恵が感じられます。
しかし、こうした伝統技能は、後継者問題が深刻であり技術が伝えられないということが起こっています。
仮に徒弟制度だったとしても、現代では、師匠となるべき技能士自身の生活も逼迫しており、弟子を抱える状況にはないことも問題となっているのです。
IT社会においては、こうした伝統技能は軽視されがちですが、IT社会だからこそ、マッチングや新しいジビネスモデルを創り上げることが可能なのではないかと思っています。
ちなみに石垣島はダイビングのメッカでマンタウォッチングでも有名なのはご存知ですよね。
海に囲まれた国なのに
海に囲まれた国、シンガポールに現在住んでいます。
赤道に近く、島国、年中暖かい、これは世界的なリゾート施設。と想像している方も多いと思いますが、まったく逆で、この小さな国は東京以上のアジアの大都市なんです。
中心部は銀座みたいな感じで、南国のなの字もありません。
暑いだけ。
ダイビングやレジャーなんかもほとんどありません。
船で簡単にインドネシアや、陸路なんかでもマレーシアにいけるので(島国ですが、マレーシアとは橋で繋がっています。。。)レジャーはみんなそっちでします。
初めて来たとき、意外でとても悲しかったです。
もちろんビーチはあります。ありますが、近くを超大型貨物船が通っているので海はにごっていてあんまりきれいではないです。
海とか暖かいところが好きで来てみたものの、こりゃ、沖縄なんかに住んでもよかったんじゃないかと若干後悔しています。
沖縄の石垣島なんかは、今日本人だけでなくて世界的にもダイビングスポットとしても有名ですし、シンガポーリアンも北海道か沖縄、特に石垣島に行ってみたい、という声をよく聞きます。
次働く場所は石垣島あたりを狙おうかな。