夏のレジャーというと海、花火、いろいろありますが、冬のレジャーとなるとなかなか思い浮かぶものがありません。
スケートやスキー、スノーボード位のものでしょうか。
私が育った町は田舎だったので、公園でかまくらを作ったり雪合戦をして遊んだものですが、今の子供たちはどうなんでしょうか。
この前買い物に行く途中、公園でゲームをしている子供たちを見かけました。
おそらく3DSとかPSPとか、そういうポータブルゲーム機だと思います。
友達同士で対戦しているのか、ギャーギャー言って盛り上がっていました。
ゲームなら家の中でやればいいのに、あえて外でやるという・・・あれが今どきの子供たちの「レジャー」なんでしょうかね。
私が子供の頃もゲームはありました。
ファミコンから始まり、スーパーファミコン、プレイステーション、いろんなゲーム機で遊んだものです。
でも、持ち歩けるゲーム機っていうのは・・・白黒画面のゲームボーイ位のものでした。
しかも、我が家では「家の中から持ち出してはいけない」という独自ルールが定められていたため、外で遊ぶことはなかったですね。
ゲームといえば、もっぱら室内で行う遊びだったんです。
そう考えると、否応なく時代の変化を感じさせられます。
なにやら下を向いてゲームに夢中になっている子供、病院の待合室、駅、カフェなど、どこに行っても見かけますもんね。
ゲーム業界も商品開発大変なんでしょうけど、そのうち幼稚園児でも遊べるポータブルゲームとか発売されそうでちょっと怖いです。
子供は子供らしく、自然の中でのびのび遊んで欲しいっていう考えは、もう時代遅れなんだろうなぁとしみじみ思いました。
ゲームにはまっていたころの話
高校生の頃の私は、今思い出してもかなり引きこもった生活をしていた。
朝起きて学校に行って、何とか授業をこなして帰宅する(私は帰宅部である)。
バイトもしていなかったので、家に帰ってからはかなりフリーダムであった。
忘れもしない、高校1年生の堕落していたとき。
まだ大学受験も実感がない、勉強するのは実力テストの直前のみ。
そんな時間をもてあましていた幸せな頃、私にはやりたいことがなかった。
そう、幸せなときというのは往々にして自覚がないものである。
振り返って、その時の無駄な時間の過ごし方を後悔した所で、時既に遅しである。
という訳で、私も非常に時間を無駄に、ただだらだらと過ごしていた。
やることと言えば、テレビゲームくらい。
でも、真正のゲーマーでなかったので、出来るのは割と簡単なRPGかレースゲームくらいであった。
レースゲームは一人でやっても全然面白くないので、結果RPGを無為にやることになる。
あのRPGというのは実に不思議だ。
主人公のレベルがどんどん上がって強くなっていくごとに、まるで本当に自分が強くなっていくかのような錯覚を覚える。
どんどんのめりこんでいって、恐ろしい程の感情移入をさせられることになる。
そうすると、ゲームをやって、経験値を稼いだり、新しい道具を買ったり、仲間を増やしたり、そんなRPG上の生活が、自分の実生活にも食い込んでくるようになるのだ。
だから当時のことを思い返してみると、実生活以上に、結構ゲームの内容の記憶が出てくる。
リアルでないことの、何ともいえない悲しさ。
でも、自分自身ゲームに漬かった生活をしてみて、意外と人間は二次元上でも生きていけることがわかった。
ゲーマーやアイドル好き、アニメ好きの人の中には、まるでその架空の世界で生きているような、現実を生きていないかのように思える人がいる。
そういう人は、傍から見るとなんだかかわいそうに見えるかもしれないが、でもそれは本人にとってみたら幸せなことなのかもしれない。