一人一人の力を伸ばす方法
今、学校や社会でも「ゆとり教育」で育ってきた若者をどう成長させていくかが問題となってきています。
ゆとり教育で育ってきた若者は、辛い事や自分を非難されることに慣れていない為、ちょっとした失態や失敗に自信消失となり仕事を辞めてしまう傾向にあります。
ちょっと怒られるとすぐに親が飛んで来たりで、なかなか長続きしない傾向にあるのは、親もゆとり化してしまったからではないでしょうか。
怒られ慣れていない、「なんとなく」で今までを乗り越えてきた、など、情熱をもって物事に取り組むことができないのです。
そんな若者に上司や先生はどう声をかけていくべきか、どう成長させていくべきかが悩みの一つとなっているのではないでしょうか。
就職活動している学生に話を聞くと「就職できればどこでもいい」「高収入で会社が安定していればどこでもいい」など、「働く」ということに希望を持っていないことが伺えます。
そもそも、働くことの意義が理解出来ていない、理解させる親の力量不足もあるでしょう。
しかし、ゆとり世代でも、自らの人生設計に不安を抱いた一部の人は、しっかりと脱ゆとり化を自らの手で成功しています。
親もそうした傾向に疑問を感じていたから、気付くことが出来たのかもしれませんね。
この気付きの力は、将来でもきっと役に立ち続けることでしょう。
漫然の目の前のことしか見てない人は、未来を覗くことは不可能ですからね。
新社会人で東京へ行って
新社会人になる前、なった後の経験を話してみたいと思います。
新社会人として東京で働き始めたのですが、その当時は地元の友達は東京に一人もおらず、たった一人で東京へ行きました。
その当時、地元の友達からは、『よく一人で行ったね』と言われたものです。
恥ずかしながら、一人で東京に行くということが、私自身で分かっていなかったのだと思います。
とにかく家を出たい思いで、就職活動をしていました。
そして、唯一就職先が東京だった会社から内定をもらうことができた時、会社の人事の方には、即答で『行きます!』と答えました。
親に相談することもなく、東京での就職を決めたのです。
就職(内定)が決まってからは、学校にはそこそこ行きながら、バイト先の仲間や同級生と遊んでいました。
そして、就職間近になった時、ようやく引越しの準備をすることになるのですが、『引越しの準備なんてすぐ終わるさ』と考えていました。
事実、準備はほぼ親任せで、新社会人になるのに、まさに『親のすねをかじる』ばかりの息子だったと思います。
引越しの費用も親に出してもらったと思います。
今思えば、情けない話です 笑
そんな、社会人になることがどういう意味なのか分からないまま新社会人として、東京で初めて一人暮らしをするのですから、東京で一人暮らしが始まった時は、すぐにホームシックにかかってしまいました 笑
今さら気づいても遅いので、もうやるしかないのですが、その無計画性があったからこそ、誰も知り合いがいない東京で働くことができたのだと思います。
それからはしっかり働いて、友達も後から働きに来たりして、楽しく過ごすことができました。