言語はコミュニケーションの道具
日本国内で英語で話しかけられても通じていて、接客などでも積極的に話しかけてコミュニケーションが取れていたので自信を持っていましたが、実際にアメリカに行った際に自分の言葉が通じなかったり、相手の意思がわからないことがあり、まだまだ未熟だと痛感しました。
英文を聞きながら発音して会話の練習をしたり、子供とディズニー映画の英語版を見ながら発音して練習していますが、忘れている単語や文法もあるので、携帯アプリなどでも英語に触れるようにしています。
また、翻訳をするためには国語力も大切なので小説を読んだりして語彙力を増やせるようにしています。
子供たちの帰宅時に家にいてあげたいので、在宅で翻訳の仕事ができるくらいの英語力をつけようと思っています。
外国語でも日本語でもどんな職業でも、コミュニケーションは絶対に欠かせません。
日本で仕事をするならば、いくら外国語が堪能でも日本語で意思の疎通ができないとうまくいきません。
また、同じ日本でも地域による風習の違いがあるように、相手の国の文化や風習を理解していないとコミュニケーションがうまく取れないこともあるかもしれません。
言語は意思の疎通を図るための道具なので、勉強するというよりも理解するほうがより習得しやすいと思います。
インターネットで様々なことができるので、現地メディアなどを参考にして相手国の歴史や現状を調べて理解を深めることも大切です。
また、一度その言語が多く使用されている国に旅行して日本語を聞かずにその言語だけで数日過ごしてみるのもいい経験になると思います。
英語は難しくて特殊技能が必要と思い込む人々
日本人は英語に対して少し「真面目な、律儀な」考え方を持ちすぎだと思います。
昔ビジネスでニューヨークに、同僚と二人で出張しました。
同僚とホテルの近くのレストランに入り、ビールを注文した時の事です。
「クアーズ」を注文したのですが、黒人の太ったウエイトレスが「what?」と。
同じ繰り返しを何回かした後に、思い切り舌を丸めて「コアーズ」と言ったら通じました。
彼女が二本の「クアーズ」を持ってきて安堵しました。
私が「クアーズとバッドワイザーの2種類しか置いてないのだから、クアーズを注文してる事は、少し考えれば簡単にわかるはずだ」と負け惜しみを言ったものでした。
その後はビールはすべて「バッドワイザー」を注文、これは一発で通じました。
数年後にロスアンゼルス事務所に異動になり、本社からのお偉いさんのアテンドでレストランに行った際は、ビールは必ず「バッドワイザー」を注文しました。
懐かしい思い出です。
私の経験から申し上げますと、日本人は英語に対して少し「真面目な、律儀な」考え方を持ちすぎだと思います。
これは中学からの英語学習(当時)が受験勉強のための文法や発音及び英文解釈、英作文を重視しすぎて、英会話を軽視したことに起因しています。
英語も単なるコミュニケーションの道具という考えを前面に押し出すべきです。
身振り、手振り、ボディーランゲッジでも、対話ができることを実践で体験させるべきです。
それと日本人特有の内向的性格や、恥をあまりにも重視する傾向が会話の発達を阻害しています。
アメリカのゴルフ界では韓国人女子が席巻していますが、彼女たちはネイティブに近い英語の受け答えをしています。それに比べ松山英樹選手や、滞在歴が長いイチロー選手はいまだに通訳を介しての受け答えです。
これでは日本人はいつまでたっても「個人として」認知されません。
最近は、幼児から英語の教育が始まっているみたいですが、上記事情にかんがみ、世界に羽ばたく「グローバル人材」に育つ英語の習得を目指していただきたいと思います。