入院中に心臓が止まった父

父が白内障の手術の為に入院した時のことです。
白内障の手術自体はそう難しいものではなく、家族も軽い気持ちでいたので、病院から緊急の電話がかかってきたときは、すぐには状況が把握できませんでした。

電話をしてきた看護師さんから今すぐ病院に来るように言われた母は、わけもわからずとりあえず私の運転する車で病院に向かいました。

担当医から、父の心臓が突然止まったので心臓マッサージをして蘇生した、今は安定しているが一時は危険な状態だったと聞かされて、こっちが心臓が止まりそうな思いをしたのを覚えています。

白内障と心臓停止は全く関係がなく、たまたま入院中に発作を起こしただけのようで、医師にはかえってこれが入院中で良かったと言われました。

人間、いつどうなるかわからないというのを身をもって体験した出来事でした。
不測の事態は誰にも予測が出来ませんので不測の事態になるわけですが、生きている限りはいろいろな不測の事態が想定されますよね。

病気・ケガ・事故・事件と枚挙に暇がないほどです。
が、ビクビクしていても人生はちっとも面白くはありませんので、考え過ぎるのも身体に毒かもしれませんね。
ただ、リスクを全く考えていない人ほど、万一の時からのリカバリーが困難なのだそうです。

知ってるだけでも随分と違うらしいですね。
教科書での勉強だけでは生きてはいけない世の中なのですから。

九死に一生

たまにテレビ番組で、九死に一生スペシャルというものが放送されています。
私もよく観ているのですが、みなさんの奇跡の体験には毎回驚きます。
私もこのテレビ番組で紹介されている体験ほどではないですが、今までに危なかったと思う体験をしたことがあります。
以下、私が大学生時代に経験した、九死に一生の体験です。

当時私は大学の近くのアパートで独り暮らしをしていました。
その体験をしたのは、たまたま大学の友人と夜外食しに出かけた日のことです。
お店を出て、2人で家まで歩いて帰っていました。
友人の家の近くで別れ、私はもう少し先の自宅まで歩いていました。
私の住むアパートが見えてきたころ、後ろから車が来ていることに気付きました。
端により、車が通り過ぎるのを待っていたのですが、その車は私のすぐ後ろでスピンを起こし、180度横転したのです。
すごい音が辺りに鳴り響き、近くに住む人たちが一斉に出てきました。
幸いその車を運転していた人はほぼ無傷で、車が横転した直後に車から脱出し、自分で警察に連絡を入れていました。
私は一瞬何が起きたのか分かりませんでしたが、冷静になって考えると、あと数メートル後ろにいたら、その事故に巻き込まれていたかもしれなかったということに気付き、とても怖くなりました。
その後警察も到着し、その事故について運転手より話を聞いていたようですが、事故の原因は携帯電話を使用していて、ハンドル操作を誤ったためとのことです。

その事故では、幸い死人やけが人が出なかったので良かったのですが、もしかしたら私や他の誰かが危険な目に合っていたかもしれません。
軽率な行為が、大きな事故を招く原因となります。
この出来事を機に、より気を付けて生活しようと思うようになりました。
またこれ以上、誰かが苦しむような悲しい出来事が起こらないことを願っています。

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