障害者雇用

法律で企業は全従業員数の1.8%以上の障害者を雇用する義務があり、未達成の場合には納付金の徴収などの罰則があります。
障害者雇用に積極的に取り組む企業は増えてはきていますが、なかなか成果として現れてきていません。

雇用したいけれどノウハウがなかったり、ニーズに合う人材と出会えない、どの部署でどのような仕事をしてもらうか見当がつかない、などがあるようです。

仮に採用できたとしても、お互いの情報不足によるミスマッチや現場でのコミュニケーション不足が生じてしまい早くに退社してしまうケースも少なくありません。
障害者をより理解できる専門のカウンセラーを配置するなどの対処が必要なようです。

政府がそのサポートをしっかりしていけば雇用も増えていくと思います。
ただ、実態は把握仕切れていないのではないでしょうか。
中小企業は、そもそも雇用自体が負担になってきている世の中ですから、必ずしも受入体制が整っているとは言えない。

障害者の自立を支援することすら、本当に正しいことなのかも含めて、現実を見なければならないでしょう。
確かに障害の程度に応じた仕事はあると思います。
しかし本人のメンタル的な部分のフォローなども必要ではないでしょうかね。

バリアフリーな会社ばかりではありませんからね。

障害者も使用できるソフト

視覚障害者の自立訓練に関わる仕事をしており、音声化ソフトなどに興味をもっています。自分でもパソコンを使用していますが、あくまで視覚からの情報がメインで、音声だけでパソコンを操作するとなるとかなり負担がかかり、疲れてしまいます。

パソコンの経験者であれば、今までの使い方に音声化ソフトの操作をプラスすればなんとか使いこなせる人も多いのです。しかし、初心者となると機械の操作や画面の状況などをイメージしてもらうのも一苦労です。

そういうかたのために簡単な音声化ソフトもありますが、それを使うと一般の人は教えにくいなどのデメリットがあり、購入時にかなり悩むことがあります。

私はパソコンの操作は人並みにはできますが、機械の専門家ではないので、購入は専門の方と相談し、できれば体験などをして利用者が使いやすいものを選んでほしいと思います。

今はiPhoneのボイスオーバーや視覚障害者向けのアプリなどを活用して日常生活を便利なものにしている視覚障害者のかたもたくさんいます。初めは難しく感じてしまうかもしれませんが、パソコンなどICT機器も自分の生活スタイルに合わせて使いこなすことができれば、いろいろな意味で楽に生活することができると思います。

利用者一人一人のニーズに合わせた情報提供をし、生活の幅が広がるような手助けができればと思います。

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