オフィスでのお茶入れ

私が大学卒業後に就職した企業では、どの職種に限らず、部内のチームごとに新入社員が先輩社員や上司、来客にお茶だしすることになっていました。

社員それぞれの飲み物、お茶か、コーヒー、紅茶、それに砂糖やミルクの有り無しなどの好み、各自のマイカップ、マイ湯飲みを新人が覚え、朝と午後の2回、お茶だししていました。

あるとき、上司に来客があり、新人の私がお茶の用意をして応接室に運んでいきました。
すると、湯飲み茶碗を手にした上司が「熱いっ!君はお茶の入れ方も知らんのか」と一喝されてしまいました。

「自分だって、お茶の入れ方なんて知らないくせに」と思いましたが、そんなことは言わずに「すみません」とだけ謝って退室しました。

以来、来客へのお茶入れの仕事は私には回ってきませんでした。
こういう社内のおかしな常識に縛られることは、非常に苦痛であり、前時代的ではっきり言って就職に失敗した感じです。
キャリアを積める雰囲気ではないので転職を決意したのです。

この決断は、正解でした。
前の職場はと言うと、マナーに囚われすぎたのかどうか知りませんが、その後も新人や元から訳の分からないルールに辟易していた中堅社員がごっそりと転職し、評判が評判を呼んで派遣会社も派遣をためらうほどになってしまったとのこと。

当然、事業を継続し続けられるはずもなく、それが原因では無いにしろ、倒産ということになったようです。

危険な仕事と安全な仕事

とある株式上場している工場系の職場内で指を欠損する労災事故が起きた時に間接的に責められたので、事故当時のショックと責任感が重なったため退職を考える。
今考えれば。
転職するにしても入念な情報収集や計画が不足していたようにも思うし、事故当時に周囲に伝えた上でトイレ不在だったため、そこまで気に病まずに在職を続けてもよかったようにも思う。

早計な判断で後悔していることはとても多い。
4Sの徹底も大事だけれど人間個々の性格を日ごろから把握することはとても大事である。

事故が起きる種類が違うこと 以前は工場系の仕事だけれど今度は医療・介護の現場であり、今度は自分自身や仕事仲間が事故で怪我をする可能性は低くなったものの、自分の不注意で利用者に怪我を負わせる可能性があるため、以前よりも責任は大きく増したように思う 仕事の人間関係といったものにはもう全く期待していない どこにもさまざまな人間がいて、人間的には以前の職場の人間が好きだが自分がどのように人間関係を付き合っていくことが大事か?つまり、自分の見せ方を多少は考えても良いのではないかと思う。

転職は思い付きではなく入念な情報検索・計画が必要ということを学習したため、今度は焦らずに今現在好きな職種・職場でなくても足がかかりにするぐらいの気持ちでゆっくりとした長期的計画を立てることをお勧めします。
自分が焦って失敗したパターンなので特に。
そして離職される際には当たり前ですが、当面の生活費(個人によって大きく異なりますが)として最低でも300万円は貯金されてから離職されることをお勧めします。
何故なら退職した翌年に在籍していた当時の給料を基に住民税などが決まりますし。

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